5 チーム化 (AFT/ALB/SFT/ 静的リンク) 21
J
5
チーム化
(AFT/ALB/SFT/ 静的リンク)
この章では、チーム化(AFT/ALB/SFT/ 静的リンク)について説明しています。
5.1 チーム化
(AFT/ALB/SFT/ 静的リンク)について
■AFT/ALB
AFT(アダプタ フォルト トレランス)とは、LAN ポートを複数使用して、サーバとス
イッチ(ハブ)間の経路を二重化する技術です。使用中の経路(Primary link)で、スイッ
チのポート、ケーブル、LAN カードに異常が発生した場合
(*)
、自動的にもう一方の経路
(Secondary link)に処理を切り替え、通信を中断することなく続行します。
ALB(アダプティブ ロード バランシング)とは、AFT の二重化機能に加え、PRIMERGY
からの送信データを、2 枚の LAN ポートに振り分け送受信性能を向上させる技術です(受
信は、「詳細設定」の「受信ロードバランシング」を「無効」にすると Primery Link だけで
行われます)。
AFT および ALB の場合も、チーム内のポートはすべて同一スイッチに接続されている必
要があります。また、スイッチのスパニングツリー機能は、非活性状態である必要があり
ます。
・AFT/ALB の構成
■SFT
SFT(スイッチ フォルト トレランス)とは、LAN ポートが別々のスイッチに接続された
構成での二重化機能です。スイッチは、二重化された構成で使用できます。LAN ポート
と、そのポートが接続されているスイッチとの間に異常
(*)
が発生したとき、使用する経
路を切り替えます。しかし、スイッチとスイッチの間(次の図←、↓、→)のエラーは検
出できません。
・SFTの構成
PRIMERGY
PG-1892
PG-1892
Primary link
Secondary link
PRIMERGY
PG-1892
PG-1892
Primary link
Secondary link